お茶にダイエット効果なし。ダイエット茶をおすすめしない理由

もしお茶でダイエットを考えているなら、効果がないばかりか健康を害する場合があるので注意が必要です。基本的に、下剤入りのダイエット茶が多いからです。

ダイエット茶のおすすめ、決してお勧めできないお茶、代表的なお茶のダイエット効果について詳しく解説します。

ダイエット茶のおすすめは特定保健用食品だけ

全てのダイエット茶はおすすめできませんが、特定保健用食品のお茶だけはおすすめできます。ただし、特定保健用食品のお茶のダイエット効果も体感できないレベルです。

特定保健用食品のお茶は安い所で買っても1本150円くらいしますが、1ヶ月毎日飲み続けても体重はほぼ変化しないでしょう。

例えば、伊右衛門というトクホのお茶があります。

このお茶は「脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体を含む」ということで「体脂肪を減らす」との表現が認められています。

ケルセチン配糖体とは、ケルセチンを配糖体にすることでケルセチンの吸収率を上げた成分です。

そこでケルセチンの科学的評価を調べると、

「ケルセチン500mg/日、ビタミンC 500mg/日、ナイアシン20mg/日、またはその倍量を12週間摂取させても体重に影響しなかった」

要するに、「体脂肪を減らす」を表示されている特保のお茶を84日飲み続けても、体重は全く減らないわけです。

あと、トクホのお茶でダイエット効果がよく知られているものは、茶カテキン入りのお茶です。

茶カテキン入りのお茶も「体脂肪が気になる方に」との表現が認められています。

茶カテキンの科学的評価を調べてみると、

「539.7mgのカテキンを含んだ飲料を1日1本、12週間摂取させたところ、体重、体脂肪、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径が減少した」

「カテキン576mg/日を含む緑茶を24週間摂取させたところ、体重、BMI、腹囲、体脂肪率に影響は認められなかった」

上記の通り、効果があった報告と効果がなかった報告の両方が存在します。

茶カテキンのダイエット効果についても、話半分くらいで聞いておくのが無難ですね。

特定保健用食品のダイエット茶について結論を言うと、

痩せる効果の観点からは、特定保健用食品のダイエット茶はおすすめできませんが、お茶が体に良いことは確かなので、健康面の観点からはおすすめできます。

わざわざ特定保健用食品の高いお茶を選ぶ必要もないですけどね。

ダイエット茶の種類と効果

ダイエット茶と呼ばれるものは、上に書いた「トクホのお茶」以外に、茶葉の名称がそのまま商品名になっていないものがあります。

例えば、「緑茶」「ウーロン茶」ではなく、「メタボ茶」「減肥茶」(※商品名は適当です)のような商品名のお茶です。

こういったダイエット茶は、たいてい下剤成分(センナ系の茶葉や成分=センナ、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルなど)が入っています。

市販の下剤を飲むと下痢になるのは、センナの成分(センノシド)が入っているからです。よって、下剤を飲むのとセンナ茶を飲むのは全く同じことなのです。

要するに、「メタボ茶」「減肥茶」のような商品目のダイエット茶は、飲めば下痢になります。

便秘の人なら便を出せば体重が数キロは減るので(痩せたわけではない)、「ダイエット茶を飲んだら痩せた!」と錯覚するわけです。

下剤ダイエットのようなダイエット法もあるので、体重が減るならそれはそれで嬉しいことでしょう。

当然ながら、センナ、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルが商品名になっているダイエット茶も同じ副作用があるので、飲むべきではありません。

しかし、下剤の常用は「便が出にくくなる(自力での排便が困難になる)」という副作用があるので、飲み続けるうちに便秘がますますひどくなるでしょう。

次に、ダイエット茶で比較的有名なのはプーアル茶ですね。

プーアル茶のダイエット効果については、

「プーアール茶抽出物333mgX3/日、食事毎に12週間摂取させたところ、体重およびBMI、CT測定による内臓脂肪面積が低下した。この現象にはさらなる検証が必要である。」

「俗に、『ダイエットによい』と言われているが、ヒトでの有効性は十分な情報が見当たらない。」

との科学的評価があります。

プーアール茶のダイエット効果に関して、効果があったという試験結果は一応あるけど、「ヒトでの有効性」を断言するには科学的情報(試験)が足りない、ということです。

いずれにせよ、プーアル茶に体感できるほど(体重計に乗って変化を確認できるほど)のダイエット効果はないと思います。

だけど、ダメもとで飲むのはアリかもしれません。

ダイエットプーアル茶の口コミは?

ダイエット茶で知られるプーアル茶の口コミについて掲載しておきます。


「美味しいです」「くせがなく飲めます」「苦味やえぐみも少なく飲みやすい」

「ダイエット効果はわかりませんが、便通はよくなったかな?」「やせるといいな」「1週間では何も変わりませんが継続してみます」

「下痢したように出ます」「飲み始めて3日後からお通じがとても良くなりました」


ダイエット効果はあまり実感できていないようだけど、便秘の改善には効果がありそうな口コミがプーアル茶にはちらほらあります。

実際、プーアル茶の安全性の評価としては「過剰摂取は便秘、下痢を起こす。」という内容があります。

プーアル茶は人によっては下痢になる場合もあるので、「お通じが良くなった」という内容の口コミがあるみたいですね。

ダイエット茶の口コミは便秘に関するものが多い

市販のダイエット茶の口コミでは、便秘に関するものが圧倒的に多いです。

便を出せば体重が減ることを体感的に知っているので、「下痢になる=痩せる」と誤解している人が大半だというのが印象です。


「頑固な便秘が夜飲んで朝には快便!」「お腹は痛くはなりませんが、急にやってくる」「飲みやすいし次の日スッキリ」

「購入して3週間が過ぎたけど出たり出なかったり」「私には効果がありませんでした」「私には弱いかな。ほとんど効果なしです。」


基本、ダイエット茶には下剤成分が入っているから「朝には快便!」のような口コミが多いわけですが、同じ商品でも飲んで便秘に効く人と効かない人がいる印象です。

ダイエット茶が便秘に効かない人は、過去に下剤ダイエット(下剤を常用すること)をしたり、ダイエット茶を長期間飲み続けてきた人でしょう。

下剤の副作用は「自力での排便が困難になること」だからです。

対症療法的にお茶を濃く煮出すなどすれば便が出ますが、飲み続けるほどより濃い成分でないと(お茶を濃く煮出さないと)出ないようになってきます。

最終的に行き着く先は、「自力で排便しても全く出ない」「下剤を飲んでも全く出ない」という悲しい現実です。

センナ系の成分(センナ、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルなど)が入ったダイエット茶は、飲むのを控えた方が無難です。

なお、便を出して体重が一時的に減ったとしても、体脂肪は減らないので体型は変わりません。(一時的にお腹だけはへこむでしょうが…)

ダイエット本来の目的である「スリムな体型」になる効果はない点に注意しましょう。