お風呂はダイエット効果が低い。湯船でマッサージも効果なし

お風呂に浸かるダイエットは効果がないに等しいです。

「全身浴30分で400kcal」などと記載するサイトも多いですが、実際の入浴の消費カロリーは10分当たり約5.2kcalにすぎません。

また、お風呂でマッサージを行っても足は痩せません。

お風呂はダイエット効果が低い

「お風呂に入るとダイエット効果がある」と聞いて、長時間お風呂に浸かったりした経験はないでしょうか?

例えば、「シャワーで体を温める⇒お湯に10分浸かる⇒体を洗う⇒お湯に10分浸かる」といった感じで、ダイエット効果を期待してお風呂に浸かるわけですね。

また、半身浴がダイエットに良いと信じている人も多いと思います。半身浴のデトックス効果で老廃物を流す、といった感じですね。

確かに、お風呂が全くダイエット効果を期待できないとも言えません。お風呂に浸かって汗を流すことは、むくみを改善させる効果を期待できますからね。

むくみの原因は、食事で塩分を過剰摂取することです。お風呂で汗を流せば塩分を体の外に排出できるので、むくみの改善には期待できます。

ただし、お風呂のダイエット効果はむくみを改善するだけです。お風呂にそれ以上のダイエット効果は期待できません。

よくある誤解として、「お風呂に浸かるとカロリーを消費して痩せる」が挙げられます。

お風呂上りに体重計に乗ると体重が減っていることが多いので、「お風呂に浸かると脂肪が燃焼する」と勘違いするわけですね。

でも、お風呂上りに体重が減っているのは、単に体の水分が減っただけの話です。

成人の人なら体の約60%が水分なので、汗を流して体の水分量が数%減るだけで、体重はキロ単位で減ります。

お風呂と脂肪燃焼について話を戻します。

はっきり言うと、お風呂に浸かっても脂肪はほぼ燃焼しません。なぜなら、入浴の消費カロリーはかなり少ないからです。

入浴の消費カロリーが運動と同程度だと誤解している人も多いですが…。

入浴の消費カロリーは?

入浴による消費カロリーは、10分当たり約5.2kcalです。(体重60キロの場合。)

例えば、「お湯に10分浸かる⇒体を洗う⇒お湯に10分浸かる」の合計20分の入浴で消費するカロリーは、たったの10.4kcalです。

※安静時代謝量(基礎代謝量)を引いた純粋な入浴の消費カロリー。

「高温反復浴」と言って、熱い湯船に浸かったり出たりを繰り返す入浴方法(全身浴)で、30分当たり300~400kcal消費すると書いているサイトもあります。

ジョギングの消費カロリーが30分当たり189kcal(体重60キロの場合)なのに、お風呂に浸かるだけでジョギングの2倍もカロリー消費するわけがありません。

また、半身浴30分で75kcal消費すると書いているサイトもあります。

全身浴が30分当たり15.6kcal(10分当たり約5.2kcal)の消費なのに、お湯に浸かる面積が少ない半身浴が全身浴の4.8倍もカロリー消費するわけがありません。

入浴の消費カロリーで痩せることはほぼ不可能です。

お風呂に浸かってもダイエット効果がほぼないわけです。熱いお湯に長時間浸かって心臓に負担をかけるような入浴方法は、できるだけ避けた方が良いでしょう。

お風呂でマッサージすると痩せる?

「お風呂で足痩せマッサージをすると足が痩せる」「お風呂上りのマッサージが痩せる」などの情報は多いです。

だけど、マッサージで改善できるのは「むくみ」だけです。

マッサージで脂肪が減ることはないので、お風呂でマッサージを毎日繰り返して行っても痩せることはありません。

むくみというのは、足の太さの1%くらいしか関係していません。

足が太い原因の99%は、足に付いている脂肪なのです。よって、足に付いた脂肪をダイエットで落とさない限り、足が細くなることはありません。

「マッサージで足が細くなる」というのは、痩身エステの施術を納得させるために広められた嘘の情報です。(痩身エステの施術で痩せることは絶対にないです。)

本気で足痩せしたいなら、お風呂でのマッサージに無駄な時間をかけるより、脂肪を落とすダイエットを確実にこなしていきましょう。

夜ご飯前のお風呂にダイエット効果が?

夜ご飯の前にお風呂に入るとダイエット効果がある、という話があるようです。

ダイエットのしくみとしては、夜ご飯前に入浴すれば食欲を減少させる効果があるようです。確かに、熱めのお風呂に入ると食欲が落ちることがありますね。

入浴によって体温が上昇すると、体を放熱するために血管の拡張が起こります。これが脳や(胃を含めた)内臓へ行く血液の量を減らし、食欲を減らすようです。

お風呂に入ることでカロリー消費して痩せるのではなく、食欲が減って夜ご飯を食べる量が減るから痩せるわけです。

食事制限の補助的な考え方ですね。

また、お風呂で汗を流すと喉が渇いてお水を飲むはずです。水を飲んで胃が膨らむと、これも食欲抑制に働きます。

食事前にお水を飲むと食欲が減り、食べる量を減らせますね。

ただし、お風呂上りにお酒を飲む人はダイエットに逆効果かもしれません。お風呂上りのビールは最高ですが、ビールでカロリーを摂取すると太ってしまいます。

お風呂上りは、カロリーオフのビールにすると良いかもしれませんね。

「お風呂のダイエット効果」のまとめ

・お風呂に浸かって汗を流すと、むくみを改善させる効果を期待できる。(体の塩分を汗で排出できるので。)

・カロリー消費して痩せるような効果は期待できない。お風呂に10分浸かって消費するカロリーはたったの5.2kcal。(体重60キロの場合。)

・湯船でマッサージをしても足は痩せない。足の太さに対してむくみが関係するのは1%くらいで、残りの99%は足に付いた脂肪が原因。(脂肪を落とすダイエットが必要。)

・熱めのお風呂に浸かると食欲が減る場合があるので、食事前にお風呂に入ると、食事で食べる量を減らせる可能性がある。


お風呂で痩せるのは無理なので、食事制限や運動を行って、着実に脂肪を落とすダイエットを行っていきましょう。