ココアダイエットに効果がない理由

ココアのダイエット効果としては、飲むと食欲を抑える効果があり、さらに代謝アップの効果もあると言われています。

確かに、ココアを飲むと食欲がある程度収まります。しかし、ココアの代謝を上げる効果は嘘です。

ココアのダイエット効果について詳しく解説します。

ココアにダイエット効果があるのか?

ココアにはダイエット効果が本当にあるのでしょうか。ココアダイエットと言えば、ココアを飲むだけと言うお手軽ダイエットです。

実際、ココアには食欲を抑える効果や、脂肪燃焼効果、代謝が良くなる効果があると言われています。

ココアを飲むと代謝が上がる理由は、ココアに含まれるカカオポリフェノールが原因とされています。

ココアのダイエット効果の信憑性について詳しく解説する前に、ココアダイエットで効果があった口コミ、効果がなかった口コミを書いておきます。

口コミを見れば、ココアダイエットでなぜ痩せたのか、なぜ失敗したのかがわかります。

ココアダイエットの口コミ

ココアダイエットの口コミを見てみると、ココアを飲むようにしてから便秘が改善した、という内容が多いです。


・ピュアココアをお湯に溶かしたもの(砂糖・ミルクなし)を飲むようにしたらお通じが改善した。

・チョコレートをやめてココアにしたら便秘が改善した。

・1日にココアを3、4杯飲むようにしたら間食がなくなった。

・1日1食をココアに置き換えたら体重が減った。


便秘改善以外では、ココアを飲んだら間食をせずにすんだ、食事をココアに置き換えたら痩せた、というのが、ココアダイエットで痩せた人の特徴です。

ココアに含まれる食物繊維でお腹がふくれるから食欲を抑えられる、というのがココアダイエットの最大の効果なのでしょう。

食事をココアに代える置き換えダイエットで痩せたのは、単に摂取カロリーが減ったから痩せたものと思われます。

逆に、ココアダイエットで痩せなかった口コミを見てみると、


・テレビでココアダイエットを見て試したけど痩せなかった。

・ココアダイエットが話題だったので2ヶ月続けてみたけど全く痩せなかった。

・整腸効果はあると思うけどダイエット効果は実感できなかった。


ココアを飲むだけでは痩せなかったようです。

ココアは食物繊維が豊富

上のココアダイエットの口コミで一番効果を実感できていたのが、便秘改善と食欲抑制の2つの効果です。

ココアダイエットのこれら効果に関しては、ココアに含まれる食物繊維が関係しています。

ピュアココアの食物繊維含有量は、100g当たり23.9gです。ココア1杯分はピュアココアで4gくらいなので、ココア1杯で食物繊維を1gくらい摂取できます。

1日にココアを何杯か飲めばそれなりに食物繊維を補えるので、便秘改善には役立ちます。

また、食物繊維の摂取は食欲抑制と関係がありますが、ピュアココアで作るココアを1杯飲むだけでは、食欲を抑えきれないかもしれません。

もちろん、ココアを何杯も飲めば食欲も収まってくるでしょう。

砂糖入りのココアを飲む(またはチョコレートを食べる)場合、糖分が入っているので食欲をより抑えやすいです。

糖分が血糖値を上げるので、食欲が低下するからです。しかし、砂糖入りのココアはカロリーが高いので太る原因にはなります。

置き換えダイエットとして砂糖入りのココアを飲むくらいなら、カロリーを抑え気味の食事を普通に食べた方がよいのでは?、という気もします。

ココアのダイエット効果(代謝アップ)は嘘

ココアのダイエット効果のうち、脂肪燃焼効果や代謝アップの効果は嘘です。ココアのカカオポリフェノールが代謝を上げるとよく書かれていますが、そんな効果はありません。

よって、ココアダイエットは、ココアそれ自体にダイエット効果があるわけではなく、ココアを飲む代わりに食事や間食(摂取カロリー)を減らすことに意味があるのです。

ごく普通の置き換えダイエットと何ら違いはありませんね。

ココアのダイエット効果については、科学的な試験結果が出ています。

「肥満女性26名に18週間、カカオ60%のチョコレートスナックを摂取させたところ、カカオを含まないスナックの場合と比較して体重、BMI、ウエスト径、ヒップ径、体脂肪、除脂肪体重のどれも違いは認められなかった。」

「肥満男女50名にココア抽出物1.4g/日含有のエネルギー制限食を4週間摂取させたところ、体重、体脂肪率に影響は認められなかった。」

要するに、ココアを摂取しても摂取カロリーを減らさなければ、体重も体脂肪も減らない。ココアそれ自体に特別なダイエット効果はない、ということです。

ココアダイエットは妊娠中・授乳中は控える

ココアダイエットを妊娠中に行うのはやめておいた方が良いでしょう。なぜなら、妊娠中にココアを多量摂取すると、早産や流産の危険性があるからです。

妊婦にココア70%のダークチョコレートを摂取させたところ、胎児の一過性頻脈などが観察されたようです。

また、授乳中もココアダイエットを控えておくべきです。母乳を通じてココアの成分が乳児に摂取され、腸の活動を亢進させる可能性があります。

実際、ココアを授乳中に摂取すると、乳児の疝痛(腹部臓器の疼痛、腹痛)発症率が高いようです。

その他、ココアを過剰摂取した場合に起こる問題は次のものがあります。

・出血障害のある人は過剰摂取で出血リスクが高まる。
・高血圧の原因になる。
・不整脈の原因になる。
・アレルギーを引き起こす可能性がある。
・下痢を引き起こす。
・インスリン抵抗性に影響する。
・片頭痛の原因になる。

また、チョコレートの過剰摂取で問題になるのは次のものです。

・虫歯の原因になる。
・骨密度の低下に関連がある。
・神経過敏、不安、睡眠障害、首の痛みに関連する可能性がある。
・腎結石の原因になる。

ココアはカカオポリフェノールなど、健康に有益な情報ばかりが強調されがちですが、過剰摂取は健康上の問題になる可能性があるので注意が必要です。