プロテインダイエット(明治とDHC)を比較

プロテインダイエットは明治とDHCの製品が有名です。「明治スマートボディプロテインダイエット」と「DHCプロテインダイエット」ですね。

2社のプロテインダイエットで効果が高いのはどちらでしょうか?

味や補える栄養素の違い、ダイエット効果の優劣など、2社のプロテインダイエット(明治とDHC)を比較して徹底解説します。

プロテインダイエット(明治)をDHCと比較

プロテインダイエットで明治が販売している製品の名称は、「明治スマートボディプロテインダイエット」です。(※以下、「プロテインダイエット(明治)」と表記)

有名なDHCのプロテインダイエット(※以下、「DHCプロテインダイエット」と表記)と成分の違いやダイエット効果を比較してみます。

プロテインダイエット(明治)の味はミルクココア、まろやかバニラ、ミルクキャラメル、いちごミルク、トロピカルマンゴー、カフェオレ味、バナナシェイク味があります。

プロテインダイエット(明治)は低脂肪牛乳(200ml)と混ぜて作るのが特徴で、低脂肪牛乳を混ぜる前のカロリーは81kcal~83kcal、混ぜた後のカロリーは180kcal程度です。

カロリーはDHCプロテインダイエットも180kcal程度なので、全く同じですね。

味に関しては、プロテインダイエット(明治)の方が低脂肪牛乳を混ぜて作る分だけ、DHCプロテインダイエットよりもまろやかで飲みやすいです。

味に関する口コミでは、プロテインダイエット(明治)の方がおいしいという声が多いです。明治はお菓子を作る会社なので、味に関しては一枚上手なのですね。

プロテインダイエット(明治)の配合成分の特徴としては、満腹成分としてアルギン酸ナトリウム(主に褐藻に含まれる食物繊維の一種)が含まれていることです。

食物繊維には整腸作用があり、お腹にたまるので満腹感に貢献します。しかし、食物繊維はDHCプロテインダイエットにも配合されています。

ちなみに食物繊維の配合量を比較すると、プロテインダイエット(明治)は4.5g、DHCプロテインダイエットは約8gです。

整腸作用や腹持ちの点では、DHCプロテインダイエットの方が食物繊維の配合量が多い分だけ、ダイエット効果が高いと言えますね。

プロテインダイエットは基本的に、1食分で1日に必要な栄養素の3分の1を補えることをセールスポイントにしていることが多いです。

プロテインダイエット(明治)は、1食分でたんぱく質を17.6g(低脂肪牛乳200mlを混ぜた場合)、11種類のビタミンと3種類のミネラル(1日所要量の2分の1)を補えます。

人の体が必要とするビタミンは全部で13種類、ミネラルは全部で12種類(ナトリウムを除く)あるので、プロテインダイエット(明治)は特にミネラルの不足が目立ちます。

その他、プロテインダイエット(明治)だけに配合されている成分は、L-カルニチンです。L-カルニチンは脂肪燃焼効果(ダイエット効果)があると言われている成分ですね。

しかし実は、L-カルニチンにはダイエット効果がありません。(L-カルニチンの摂取は体格(体重、体脂肪率、BMIなど)に影響しない、との試験結果が出ている。)

DHCプロテインダイエットの効果や特徴は?

DHCプロテインダイエットの味はいちごミルク味、ココア味、コーヒー牛乳味、バナナ味、ミルクティー味があります。

プロテインダイエット(明治)との味の比較においては、DHCプロテインダイエット(口コミでは粉っぽいとの評価が目立つ)の方が劣りますね。

ただ、栄養価についてはDHCプロテインダイエットの方が優秀です。

DHCプロテインダイエットは、1食分でたんぱく質を20g、11種類のビタミンと11種類のミネラル(1日所要量の3分の1)を補えます。

しかし、補う必要のあるビタミンは13種類、ミネラルは12種類なので、DHCプロテインダイエットを飲んでも全てのビタミン・ミネラルを補えるわけではありません。

その他、DHCプロテインダイエットだけに配合されている成分はCOQ10、ヒアルロン酸、ポリフェノールです。

どれも美容成分ですね。ダイエット効果に関係している成分ではないです。

プロテインの必要摂取量について

栄養素としてのプロテイン(たんぱく質)の必要摂取量について書いておきます。

プロテインのダイエット効果でよく言われているのは、プロテインを補うことで筋肉の減少を防ぐことができる、という効果です。

確かに、プロテインは体の筋肉を作る材料となる栄養素です。それでは、現在の筋肉量を維持するために必要なプロテインの摂取量はどれくらいなのでしょうか。

厚生労働省による日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、成人の1日当たりのプロテインの必要摂取量は体重1キロ当たり0.9gです。

体重60キロの人の場合は、1日にプロテインを54g摂取すればよいことになります。体重50キロの人なら、1日に45g摂取すればよいわけですね。

プロテインダイエットの比較(まとめ)

2社のプロテインダイエット(明治とDHC)を比較した結論としては、ダイエット効果に関してはどちらも大差はありません。

どちらも1食分のカロリーは180kcalで同じであり、ダイエット効果をプラスする成分も明治、DHCともに入っていないからです。

ただ、腹持ちに関しては、食物繊維の配合量が多いDHCプロテインダイエット(約8g)の方が良いでしょうね。(明治は4.5g)

味や飲みやすさを重視するならプロテインダイエット(明治)を、栄養価(ビタミン・ミネラル)を重視するならDHCプロテインダイエットを選択するとよいでしょう。

プロテインダイエットの欠点

プロテインダイエットは1食分で1日に必要なたんぱく質、ビタミン・ミネラルの3分の1を補える万能な置き換えダイエット食品と思ってしまいがちです。

ただし、ビタミン・ミネラルに関しては、2社のプロテインダイエット(DHCと明治)の両方とも、全てのビタミン・ミネラルが入っているわけではありません。

プロテインダイエットを飲むだけでは補えないビタミン・ミネラルもあるのです。

もちろん、普通に食事をした場合に補える栄養素はプロテイン、ビタミン・ミネラルに限らず、ポリフェノールや酵素も補う必要がある栄養素です。

ところで、基礎代謝に関係するのは筋肉だけだとの誤解がありますが、実際のところ、基礎代謝による消費カロリーで筋肉が占める割合は18%に過ぎません。

残りの基礎代謝による消費カロリーは、脳と臓器が占めています。

要するに、筋肉が増えても基礎代謝はほとんど上がらないし、逆に筋肉量が減っても基礎代謝はそれほど下がりません。

よって、プロテインを補ったからと言って、基礎代謝を維持できるわけではないのです。

実際、基礎代謝に対して、筋肉以上に深く関係しているのは酵素の摂取量です。

なぜなら、基礎代謝による消費カロリーで筋肉が占める割合は18%に過ぎませんが、酵素が占める割合は100%(筋肉と脳、臓器の全てを含む)だからです。

人を含めた生物がエネルギーを作り出すしくみは、クエン酸回路と解糖系の2つです。その両方のしくみは、酵素がなければ成り立ちません。

例えば、クエン酸回路において、体脂肪からATP(実際に体を動かすエネルギー=生体のエネルギー通貨と呼ばれている)を合成するには酵素が必須です。

プロテインダイエットでは酵素を補えないため、基礎代謝の低下を防げないわけです。