脂肪燃焼スープダイエットの効果は嘘?作り方やレシピなど

脂肪燃焼スープダイエットは、7日間脂肪燃焼スープを飲むだけで-8キロ痩せると言われています。別名は毒出し脂肪燃焼スープですが、本当に痩せるのでしょうか。

作り方やレシピを含め、脂肪燃焼スープダイエットの効果を詳しく解説します。

脂肪燃焼スープダイエットとは?

脂肪燃焼スープダイエットとは、飲むと脂肪が燃焼して痩せる効果があると言われる、野菜スープを飲むダイエット方法のことです。

これは7日間脂肪燃焼スープダイエットとも呼ばれていて、1週間この脂肪燃焼スープを飲むだけで8キロ痩せることが可能だと言われています。

だいぶ前に話題になったダイエット方法ですね。

嘘だか本当だか、心臓外科の手術前に痩せる必要のある肥満患者のための短期ダイエット用として、病院で食事メニューとして出されていたと言ういわくつきのスープです。

このダイエット方法が優れている点は、たった7日間で痩せられること、脂肪燃焼スープを飲めば飲むほど痩せることです。

ダイエットでつらいのは食べられないことなので、我慢せずに食べたいだけ食べるほど痩せる画期的なダイエット方法なのです。

脂肪燃焼スープはトマトやセロリなどの特定の野菜を煮込んで作ります。

味が苦手だったらどうしよう…などの心配も、1週間我慢するだけで8キロも痩せるのだから全く苦にもなりませんよね。

さて、この脂肪燃焼スープのダイエット効果は本当なのでしょうか?

たった7日間で8キロ痩せるってあり得ることなのでしょうか?

まずは、脂肪燃焼スープの作り方やレシピから解説していきます。

脂肪燃焼スープの作り方

脂肪燃焼スープはいくつかの野菜を煮込んで作ります。それでは、脂肪燃焼スープの作り方を以下に説明します。


材料)
・玉ねぎ3個
・ピーマン1個
・セロリ1本
・キャベツ半玉
・トマト3~5個
・チキンスープの素1個

作り方)
1.野菜を適当な食べやすいサイズに切る。
2.鍋に野菜とチキンスープの素を入れ、水をひたひたになる程度に入れる。
3.野菜が柔らかくなるまで10分ほど煮込む。


基本的な作り方は以上です。味は自由にアレンジしても大丈夫です。

脂肪燃焼スープのレシピ

脂肪燃焼スープをアレンジしたレシピを書いておきます。


レシピの材料)

・ささみ150g
・キャベツ半玉
・玉ねぎ3個
・セロリ1本
・ピーマン1個
・人参1本
・ホールトマト1缶
・チキンスープの素1個
・にんにくをきざんだもの適量
・しょうがをきざんだもの適量
・ローリエ1枚

レシピの作り方)

1.野菜を全て食べやすいサイズに切る。
2.鍋に野菜とチキンスープの素を入れ、ふたをして弱火で20分煮込む。
3.その間、別のフライパンでにんにく、しょうが、肉を入れて炒める。その後、ホールトマト缶とローリエを入れて煮込む。
4.2の鍋に3を入れて完成。


基本の作り方は水を入れてスープを作りますが、このレシピでは水を入れません。野菜を火にかければ水がにじみ出てくるので、野菜の水分だけでスープを作ります。

また、基本の脂肪燃焼スープは肉を入れませんが、このレシピでは肉を入れています。よって、このレシピでは脂肪燃焼スープダイエットを忠実に実践することはできません。

しかし、脂肪燃焼スープに肉を入れても問題はありません。その理由は後述します。

味付けについて

脂肪燃焼スープの基本的な作り方や上のレシピでは、味付けにチキンスープの素を使っていますが、脂肪燃焼スープの味付けは自由にアレンジしてもOKです。

なぜなら、味付けを変えてもダイエット効果は全く変わらないからです。

1つだけ注意点を挙げれば、味付け(塩分)を濃くしすぎるとむくみの原因になります。むくみの原因は塩分の過剰摂取だからです。

極端に濃い味付けでなければ、どんな味付けにアレンジしても大丈夫でしょう。

カレー粉を入れてアレンジするのも1つのアイデアです。

保存方法

作りすぎた脂肪燃焼スープの保存方法としては、毎日朝と夜に火にかけておくとよいでしょう。カレーを腐らせないように毎日火にかける感覚です。

もし3日程度で食べきれない場合、冷蔵庫や冷凍庫で保存するとよいでしょう。冬場は大丈夫でしょうが、夏場は特にいたみやすいので注意しましょう。

もし飲んでみて酸っぱいようなら、捨てた方が良いです。

また、食べきれないなら保存するのではなく、カレーなど別の料理に使ってしまうのも1つの方法です。

思い切って、肉を追加して煮込み、カレーのルーを入れてみましょう。玉ねぎと肉のうまみが出て、いい味になると思いますよ。

脂肪燃焼スープダイエットのやり方

脂肪燃焼スープダイエットは「飲むだけで痩せる魔法のスープ」「食べれば食べるほど脂肪が燃焼する」などと言われていますが、実はやり方にルールがあります。

ただスープを飲むだけで簡単に痩せるわけではないのです。

脂肪燃焼スープダイエットのやり方は次の通りです。


ルール)

・スープは好きなだけ飲んで(食べて)OK。

・7日間はスープ以外に決まったものを食べる。

・小麦粉で作られたものを食べてはならない。

・飲み物は糖分を含まないもの以外NG。ただし100%ジュースのみOK。

・期間中は糖分を摂取してはならない。


7日間で食べるもの)

1日目:スープと果物(バナナ以外)のみ。それ以外を食べてはならない。

2日目:スープと野菜のみ。油さえ使わなければ、どの野菜をどんな調理法で食べてもOK。

3日目:スープと果物と野菜のみ。

4日目:スープとバナナ、スキムミルクのみ。バナナは3本、スキムミルクは500mlの水に溶いて作って飲む。

5日目:スープと肉(魚)とトマトのみ。肉(牛、豚、鶏)または煮魚を350~700g食べる。

6日目:スープと牛肉と野菜のみ。牛肉は無制限に食べてOK。

7日目:スープと玄米と野菜とフルーツジュースのみ。


上のやり方をざっと見ればわかりますが、栄養的にはかなり偏った食事メニューになります。特に、たんぱく質が不足しているのが問題になります。

食事制限で摂取カロリーを控える時には、たんぱく質はできるだけ補っておく方が良いです。なぜなら、たんぱく質を補わないと筋肉の減り方が激しくなるからです。

この点を考慮するだけでも、脂肪燃焼スープダイエットが効果的なダイエット方法だとは思えません。

筋肉を減らして基礎代謝を下げる点において、「脂肪燃焼を妨げるスープダイエット」と呼んだ方が正解かも知れません。

また、7日間で食べる食事メニューにも一貫性がありません。

1日目はバナナを食べてはいけないのに、4日目は逆にバナナを食べないといけません。バナナに特別な栄養価はないのに、あえてバナナを差別する理由が不明です。

そして、脂肪燃焼スープとは言いつつ、実際には飲む(食べる)と脂肪が燃焼するわけではありません。(飲んでも脂肪が燃焼しない理由は後述。)

脂肪が燃焼しないのに「脂肪燃焼スープ」と名称が独り歩きしているわけです。

毒出し脂肪燃焼スープとも言われるゆえん

このスープは、別名で「毒出し脂肪燃焼スープ」とも言われています。毒出し脂肪燃焼スープと聞けばデトックスダイエットを想像しますね。

おそらく、野菜の食物繊維を補えることから「毒出し」という名称を連想し、毒出し脂肪燃焼スープと名付けられたのでしょう。

実際、食物繊維を補うと腸がキレイになるのは確かなことです。腸に入った毒素を食物繊維が吸着し、体外に排出させる効果があります。

毒出し脂肪燃焼スープと言う名称も、間違っているわけではありませんね。

心臓外科手術前の病院食って本当?

嘘です。脂肪燃焼スープダイエットのやり方を見ればわかりますが、食品バランスや栄養バランスがあまりにも偏っています。こんなものを病院で出すわけがありません。

心臓外科手術前の病院食うんぬんのくだりは、このダイエット方法に箔(はく)を付けるために、このダイエット方法の考案者が生み出した都合の良いストーリーです。

こんなものを患者に出す病院があれば、訴えられてしまいます。

病院は患者の体力を温存するために食事メニューや栄養バランスに神経を使いますが、脂肪燃焼スープダイエットのような偏った食事だと患者の体力を奪ってしまいます。

7日間脂肪燃焼スープを飲んで-8キロって可能?

不可能です。確かに7日間も脂肪燃焼スープだけを飲んでいたら、摂取カロリーをかなり制限できるのである程度は痩せるでしょう。

しかし、痩せると言っても限度があります。

1週間絶食(何も食べない)場合に何キロ痩せるかわかりますか?

約2キロです。

絶食しても2キロしか痩せないのに、スープを飲んだり果物や肉を食べたりして8キロも痩せるわけがありません。

「脂肪燃焼スープなので、飲めば脂肪が燃焼するのでは?」

との反論が聞こえてきそうですが、実際のところ、脂肪燃焼スープを飲んでも脂肪は燃焼しません。脂肪燃焼スープには脂肪燃焼効果がないのです。

なぜかと言えば、脂肪燃焼スープを作る個別の材料に、脂肪を燃焼させるような成分は入っていないからです。

脂肪燃焼スープを作る材料は「玉ねぎ、ピーマン、セロリ、キャベツ、トマト」です。これらの材料は、いつも料理に使っていますよね。

例えば、トマトに脂肪燃焼効果があると思いますか?

いいえ、ありません。実際、トマトも100g当たり20kcalほどカロリーがあります。食べれば脂肪が燃焼するどころか、食べ過ぎると太る原因にもなるわけですね。

玉ねぎ、ピーマン、セロリ、キャベツにも脂肪燃焼効果などありません。

脂肪燃焼スープダイエットで痩せる理由

では、脂肪燃焼スープダイエットは本当に痩せるのでしょうか。また、痩せるとすれば、どういう理由で痩せるのでしょうか。

言うまでもなく、痩せる理由はスープしか飲まないので、摂取カロリーが減るからです。

脂肪燃焼スープに特別なダイエット効果はありません。

飲んでも脂肪は燃焼しないので、食事を脂肪燃焼スープに置き換えて摂取カロリーを減らした分だけ痩せるわけです。

しかし、このダイエット方法の問題点は、たんぱく質の摂取量が極端に少ないことです。

摂取カロリーを極端に減らして痩せる食事方法の場合、筋肉を減らさないためにたんぱく質は十分に補っておいた方が無難です。

脂肪燃焼スープの基本的な作り方では肉を入れませんが、たんぱく質を補うためにも、あえて肉を入れた方が安全です。

その方がダイエット期間中の7日の間、基礎代謝の減り方が多少は緩和されるからです。

脂肪燃焼スープのダイエット効果のまとめ

基本的に、脂肪燃焼スープに特別なダイエット効果はなく(飲んでも脂肪は燃焼しない)、これを飲んで痩せる理由は、このダイエット方法が置き換えダイエットだからです。

脂肪燃焼スープダイエットを行う7日間はまともな食事をせず、低カロリーなスープを飲むだけなので痩せるわけです。

他の置き換えダイエットと何ら変わりはありませんね。

しかし、このダイエット方法を行う期間は、たんぱく質の摂取量が極端に少なくなることに注意が必要です。

あえて脂肪燃焼スープに肉を入れたりして、たんぱく質を補えるように工夫した方が良いです。そうしないと、7日間で筋肉が急激に減ってしまう結果となります。

脂肪燃焼スープダイエットをやるなら、この点に注意しましょう。