食欲を抑える薬は危険。薬やサプリなしで食欲を抑える方法

あなたも食欲を抑える薬に興味を持っているのかもしれませんが、食欲を抑える薬には肝機能障害を引き起こす副作用があります。

また、食欲を抑えるサプリにも、同様に副作用があります。

食欲を抑える薬やサプリの危険性を説明しつつ、薬やサプリに頼らず安全、科学的に食欲を抑える方法を解説します。

食欲を抑える薬は危険

一般的に食欲を抑える薬と言えば、サノレックスとシブトラミンを指します。どちらも飲めば食欲を抑えることができる薬ですが、危険な薬でもあります。

肝障害や死亡例が確認されている成分でもありますね。


■サノレックス

サノレックスは後述するシブトラミンと共に、中国製のダイエット食品(天天素 清脂コウ嚢)に配合されていた成分です。

個人輸入サイトで痩せる薬として販売されていた薬で、死亡例が確認されたことで有名になりました。

サノレックスは別名、マジンドールとも言います。食欲に関係する神経に作用することで、食欲を抑えます。

サノレックスは食欲を抑える薬であると同時に、強い副作用があります。

「口の渇き、便秘、吐き気、不眠、頭痛、脱力感、めまい、いらいら感、神経過敏、興奮、動悸、血圧変動、ふるえ、けいれん、混乱、幻覚・・・」

副作用の後半部分を見ればわかりますが、サノレックスの作用には覚○剤と類似するものがあります。

中毒性があり、服用をやめる時に覚○剤的な症状が出るのです。

ただのダイエッターが痩せる目的で飲むような薬ではありません。

実は、サノレックスは病院でも処方されています。食事療法と運動療法で効果が不十分な高度肥満症患者(BMI 35以上)にのみ、処方が適用されます。

注意事項は、服用期間は3ヶ月を限度とし、1ヶ月以内で効果が見られない場合はただちに服用を中止することです。


■シブトラミン

上記のサノレックスより副作用が強い成分が、ジブトラミンです。

ジブトラミンには「肝機能障害、高血圧、動悸、頻脈、心筋梗塞、脳卒中」などの副作用があります。


個人輸入の食欲を抑える薬には、他の名称の薬もあります。

例えば、コントレイブという薬には、ナルトレキソンとブプロピオンが入っています。

ナルトレキソンはモルヒネに似た構造の成分で、ブプロピオンはうつの治療成分です。どちらも、神経や精神に働きかけるような成分ですね。

「モルヒネ」「うつの治療成分」と聞いて、まともな薬ではないことを実感できるはずです。依存症や中毒に悩まされたり、通常の精神状態ではいられなくなりますね。

食欲を抑える薬はどれも似たり寄ったりで、正常な体を破壊するような成分が入っているのです。

なお、個人輸入で入手した食欲を抑える薬を飲んで健康被害を受けた場合、国の救済を受けられません。これらの食欲を抑える薬は、国で未承認の薬だからです。

言い換えると、飲めば必ず健康被害が出るから、国が承認していないわけです。

食欲を抑える薬は市販で買えない

実は、食欲を抑える薬は市販では販売されておらず、ドラッグストアのような市販で購入することができません。

サノレックスは病院で処方される場合もありますが、サノレックスとシブトラミン、その他の食欲を抑える薬を含め、基本的には個人輸入で購入することになります。

個人輸入サイトで購入することになりますが、形式的には、個人輸入サイトの利用者が業者の手助けを借りて自分で輸入する形になります。

こうすることで、消費者は市販されていない薬を購入できるし、個人輸入サイトの業者も健康被害に対して責任逃れすることが可能になります。

食欲を抑えるサプリも副作用がある

食欲を抑えるサプリには、ギムネマ・シルベスタ、ガルシニアなどがあります。

食欲を抑える薬と違って、サプリは食品の位置付けなので副作用が弱い傾向にあります。ただし、食欲を抑えるサプリにも副作用があるので注意が必要です。


■ギムネマ・シルベスタ

「糖分の吸収を抑える」効果で有名なダイエットサプリです。また、ギムネマ・シルベスタには食欲を抑える効果があるとも言われています。

しかし、ギムネマ・シルベスタの科学情報を調べると、食欲を抑える効果は記載がありません。

危険情報には、

「ギムネマ茶を摂取したところ、7日目より虚弱、疲労、黄疸、食欲不振、体重減少が出現し、10日で摂取を止めたが、7日後に入院、薬剤性肝障害と診断された」

とあり、健康被害による食欲不振が、ギムネマ・シルベスタの「食欲を抑える効果」の正体であるようです。


■ガルシニア

ガルシニア・カンボジアとも言われ、「ダイエットによい」と言われています。

しかし、ガルシニア・カンボジアの科学情報を調べると、「減量には効果がないことが示唆されている」ようです。

ダイエット効果に関する試験では、

「ガルシニア・カンボジア2.4g/日、12週間摂取させたが、食事摂取量や食欲の低下は認められなかった」

危険情報には、

「ガルシニア・カンボジア1,000mg/日を約25日間摂取したところ、食欲不振、だるさ、混乱を生じ、急性肝不全を呈していたため、症状発症から約50日後に肝移植を行った。」

とも掲載されています。


ギムネマ・シルベスタとガルシニアは、ダイエットサプリとして有名ですが、肝機能障害を引き起こすような副作用があるようです。

やはり、食欲を抑える系統のものは、薬であってもサプリであっても飲むべきではないようですね。

安全に食欲を抑える方法

ここからは、薬やサプリに頼らず安全に食欲を抑える方法について書いていきます。

まず、食欲を抑える方法の小手先のテクニックとして、


■食事前に水を飲んでおく

水を飲んで胃を物理的に膨らませておくことで、食事での食べ過ぎを防ぐことができる。


■食事はよく噛んで食べる

よく噛んで食べることで、食欲が抑えられて食べ過ぎを防ぐことができる。


■食物繊維が多いおかずを含める

炭水化物(ご飯)を食べると血糖値が上がり、これが食欲を抑えます。

食物繊維を一緒に食べて炭水化物が消化吸収される速度を遅くすれば、食後からお腹がすくまでの時間を引き延ばすことができます。


■お腹がすいたらガムを噛む

噛む行為は、体内でヒスタミンという成分の分泌を促進します。ヒスタミンには食欲を抑える効果があります。

ガムを噛むことで食欲が抑えられるわけですね。


そして、本格的に食欲を抑える方法としては、たんぱく質の摂取が挙げられます。

たんぱく質は食欲を抑える栄養素

実は、たんぱく質は食欲を抑える重要な栄養素です。

食欲を抑える方法に薬やサプリなど必要なく、たんぱく質の取り方を工夫するだけで食欲は抑えられます。

なぜたんぱく質を摂取すれば食欲が抑えられるのかというと、摂取することで食欲抑制ホルモンであるペプチドYYの分泌を促すからです。

また、たんぱく質には、食欲を抑える効果を持つヒスチジン(必須アミノ酸)も含まれています。

上で「噛む行為がヒスタミンの分泌を促して食欲を抑える」と書きましたが、ヒスチジンを摂取すると体内でヒスタミンに変化します。

さて、どのようにたんぱく質を摂取すれば、食欲を抑えることができるのでしょうか。


1.食事でたんぱく質の摂取比率を上げる

2.空腹を感じた時にたんぱく質を摂取する


まず、食事でたんぱく質が多いおかずを加えましょう。

低カロリーな方がダイエットには有利なので、脂の少ない魚、脂身を取り除いた鶏肉・牛肉・豚肉のような食品がベストです。

食事間で空腹を感じた時は、低カロリー高たんぱくな食品を間食するようにします。この場合も、脂身のない魚や肉などが低カロリーでベストですね。

いつも空腹に悩まされているなら、一度試してみてください。